チャプチェ(韓国風春雨炒め)
2020-04-19



「ごめんなさい。終わり終わり。この話はもうこれでおしまい」

慌てて笑顔を作ります。

『海よりもまだ深く』

この映画のタイトルは、劇中でテレビから流れるテレサ・テンの『別れの予感』の歌詞の一部であり、子を想う親の愛である・・・ように思います。


禺画像]
シャツにはねたカレーうどんの汁を拭いてやる淑子。
子がいい歳の大人になっても、親にしてみれば
いつまでも《子供》なんですよね(*´ー`)


良多はというと、すべてが自業自得であるにもかかわらず、

「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ・・・」

と、まるで他力によってこうなってしまったがごとくつぶやきます。

仲を悪くしたまま永別した父親のこと。

思うように行かない仕事のこと。

元に戻れない妻子のこと。

母をずっと団地住まいにさせてしまっていること(母は団地から出たがっていました)。

良多には、その何もかもが《こんなはずじゃなかった》のです。


冒頭で書いたように、この映画は劇的な何かが起こるわけではありません。ですので、つまらないと感じる人も多いかもしれません。でもぼくは、なんだかしみじみしたのです。人生って大多数の人が多少なりとも、

どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・とか、

こんなはずじゃなかったのに・・・という思いを抱えながら歩んでいると思うからです。

興味ある人はご覧になって欲しいのですが、

こんなはずじゃなかったと言えば、

チーズインのかわいい顔型のパンを焼くはずだったのに・・・


禺画像]

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