本殿
ここには《みちひらき》の神がいて、自分が進むべき道をひらいてくれるといいます。
なので、道祖神として旅人が崇めていたそうです。
庚申とは十干十二支でいうことの《かのえさる》のことで申(さる)だから猿なのですが、
室町時代に中国から伝わってきた庚申信仰というのがあり、それは、
人の体内には三尸(さんし)という虫がおり、60日の周期で訪れる庚申の日の夜になると、宿主が寝ているすきにその虫が天に昇り、天帝にその人の日ごろの罪を報告するというもので、
罪の大きな人は300日、罪が小さな人は3日、寿命が縮められてしまうと言われていたそうです