2016-05-19
「俺は、君は絶対に世界チャンピオンになれると思っているから、まだサインもらわないから。日本チャンピオンの色紙もらったら、そこどまりになっちゃいそうな気がするから、世界チャンピオンになったら真っ先にもらって、店に飾るからね」
Mくんはうなずき、ふたりでファイティングボ−ズをとり、記念写真を撮りました。
世界チャンピオンのタイトルマッチは、それからすぐに訪れました。ですが、チャンピオン側のホームであるメキシコで試合が行われるために、今回はうちの餃子を食べて試合にのぞむことはできませんでした。
・・・・・・Mくんは試合に負けました。
「やっぱりサクサク餃子食べないとだめですね」
Mくんは冗談まじりに言いました。
そのMくんは、いまはもうボクシングをしていません。ですが、ときどきお店にも顔をだしてくれますし、メールでもつながっています。
お酒が好きなMくんは、現役のときは自由にお酒を飲めませんでしたが、いまは何も気にすることなくお酒を飲めます。近いうちにいっしょに飲んで、Mくんのためにアリスの『チャンピオン』を歌おうと思っては、ぼくはいまからニヤニヤしています(*´艸`*)
♪ライラ ライラ ライラ ライラ ライ!♪
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