玉ねぎステーキ(ガーリック醤油味)
2023-04-05


仲良し5人組は高校を卒業すると、なんとなく疎遠になります。ですが、時々は集まったりもします。


裕福だけれど傲慢な父親に不満を抱えるテヒは、家業のサウナ経営を無償で手伝っています(父親が無償が当然だと決めつけているからです)。


野心家のヘジュは証券会社に入社はしたものの、高卒という学歴の壁に苦心しつつも、出世を夢見ています。


早くに両親を亡くし、祖父母と貧乏な暮らしをしているジヨンは、絵がうまくデザインの勉強をしたいのだけれどお金がありません。しかも無職で、現在求職中。


底抜けに明るい双子のピリュとオンジュは、露店でアクセサリーを売ってはいるけど、売れても売れなくてもいつも陽気でいます。


高校のときには皆同じ高校生でも、社会に出れば立場や収入など、なんとなくのヒエラルキーのような見え隠れし、5人は、とくに貧しく手持ちのお金に余裕がないジヨンはギクシャクし始めます。

〈私はあなたたちと陽気にやっていられる立場じゃないの・・・〉

ジヨンの心の声は、そういったところでしょうか。


高校生のときには明るかったジヨンでしたが、社会に出ると陰気になっていき、仲間とも距離を取るようになっていきます。


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ムードメーカーのテヒ(左)は、ジヨンを心配して何かと気にかけるのですが・・・。


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若いときのペ・ドゥナの存在感・透明感がハンパなく、彼女がいたからこそ成立した映画と言っても過言ではありません。


ですが、ぼくは貧しさにあえぐジヨンに心を寄せてしまいました。がんばって明るい未来を手にして欲しい、そう思って観ていたのに、そのジヨンにさらに悲しい出来事が起こるのです(lll ̄□ ̄)


何がどうなって5人はどこに向かうのか。ぜひご覧ください(^-^)


ちなみに、猫はあまりストーリーには関係がありません。これは捨て猫なのですが、その存在は若者のよるべない心のメタファーのように思えてなりませんでした。


え〜、この子猫↓をお願いします。


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