もしこれがただの創作話なら、そのあまりな純愛さに、この脚本泣かせる気まんまんだな・・・とシラけてしまうかもしれません。が、これは実話なので、シラけるどころかただただ圧倒され、涙腺が崩壊し、涙がだだ漏れするがままになるしかありませんでした。
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年)
《意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますか》
《その8年後には、想像を絶する愛がありました》
《結婚式の直前、意識不明となった花嫁を、新郎は待ち続けた》
交際1年後の、ふたりが出会った日に結婚式場を予約までしていたのに・・・
結婚式まであと3ヵ月となったときに、麻衣(土屋太鳳さん)がふたりの思い出の写真を見て、
「そんなとこ行ってない! 知らない!」
と、言ったかと思うと・・・
まるで別人になったかのような、パニック&ヒステリーを起こします。
病院での検査の結果、麻衣は300万人に1人の脳の難病を患っていることが判明します(lll ̄□ ̄)
ここから麻衣は昏睡状態に陥ります。一向に目覚める兆しのない麻衣を尚志(佐藤健さん)は、毎日2時間かけての見舞いを続けます。
昏睡している麻衣に話しかける尚志。
結婚予定の日が近づいても、麻衣は覚醒しません。ですが、尚志は式場をキャンセルしません。もしも麻衣が目を覚ましたときに、式場がキャンセルされていたら悲しむだろうからと。