『ハッピーニート
おちこぼれ兄弟の小さな奇跡』(2011年)
上の画像のふたりは兄弟で、左が弟のジェフで、右が兄のパットです。
ジェフは30歳なのにニートで、《運命の導き》とか《神の啓示》みたいなスピリチュアルなものを信じており、そういうものを見逃さないようにしないと・・・と常々気を配っています。
てか、
とりあえず働けよ、なのですが(-_-;)
「運命との対話だよ」なんてことを口走るジェフ。
ある日、ジェフがひとりで家にいると電話がかかってきて、電話に出るなり、
「ケビンに代われ!」
と、すごい剣幕で相手が怒鳴るのですが、ケビンなどという者は家にはおらず、そう返答しても、
「隠すとためにならないぞ!」
再度凄まれるのでした。とはいえ、ケビンは実際にいないので、まあ、それで電話は一方的に切れるのですが、ジェフは、
〈これはケビンという人と会えという神の啓示かもしれない・・・〉
みたいに考え、ケビンという名前の見知らぬ青年を尾行してみたり、ケビンなんちゃらというロゴの入ったトラックに飛び乗ってみたりします(ノ´Д`)
兄のパットは結婚してはいるものの常に自分本位で、妻のリンダとの仲はあまり良くありません。
いまだに借家暮らしだというのに、リンダに何の相談もなくいきなりポルシェを買ってきたりし、