定休日の昨日は新宿の映画館で、これ↓を観て来ました。
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
高校1年生の女子高生ふたりが主人公の青春劇。
自転車で二人乗りしているうしろの方が志乃で、彼女は人前に出ると自分の名前すら言えなくなるほどの過度の吃音症です。
「わ、わ、わ、わ、わた、わた、わたしの、な、な、な、なま、なまえは・・・・・・」
みたいな感じで、そのせいでクラスで誰とも馴染めず、お弁当を食べるときも、登下校のときも、いつもひとりぼっち。
自転車を漕いでいる方は加代といって、クラスではずっとむすっとしていて、誰とも口をきかず、彼女も志乃と同じで、いつもひとりぼっちな存在。
志乃は吃音をなおしたい、普通に友達と話せるようになりたいと思っては、ひとりのときは会話の練習をし、そしてそのときはスラスラとしゃべれているのですが、人前だとやはりひどくどもってしまうというジレンマに、自己嫌悪と現実逃避の気持ちを抱えています。
加代はというと、ずっといつかはプロのミュージシャンになりたいという夢を持っていて、独学でギターの練習をしているのですが、残念なことにひどい音痴なのでした。
そんなふたりが、あるきっかけを機に仲良くなり、二人組みの音楽デュオ『しのかよ』(そのままです 笑)を結成します。志乃は歌うときはどもらず、その歌声は清涼感があってのびやかなのでした。